CSR(企業の社会的責任)への
取組み

新潟ろうきんは、福祉金融機関としての役割を果たし、
会員・お客様・地域社会などから、信頼される金融機関としてあり続けるため、
「CSR基本方針」に基づき、働く人たちの生活向上に向けた生活応援運動の展開や、
NPO等への支援、地域社会への貢献活動のほか、
環境への負荷軽減や持続可能な地域社会づくりに役立つ活動などに
積極的に取り組んでいます。
このページでは〈新潟ろうきん〉と〈新潟ろうきん福祉財団〉が
取組む活動についてご紹介します。

〈新潟ろうきん福祉財団〉とは?

〈新潟ろうきん〉が創立30周年事業として設立した団体で、〈新潟ろうきん〉からの寄付金をもとに、広く県民の暮らしの向上と福祉の増進に役立つことを目的に、NPO団体等への助成活動や地域づくり活動、学生への奨学金給付・貸与など、さまざまな事業を展開しています。

〈新潟ろうきん福祉財団〉の取組みはろうきん財団のアイコンで紹介します。

〈CSR基本方針〉

  • 協同組織の福祉金融機関として誠実かつ公正な事業活動を行うとともに、会員、お客様、地域社会など、当金庫のステークホルダーとのコミュニケーションを重視し、相互理解のために積極的な情報開示を行います。

  • 「相互扶助」の精神のもと、働く人たちの生活を守り、豊かにするため、時代の変化やニーズの多様化に対応した金融サービスを提供します。

  • 働く人たちの暮らしや福祉の向上をめざし、関連団体と連携しながら、地域社会への貢献活動やNPO等への支援など、幅広い活動を展開します。

  • 働く人たちが安心して生活できる社会を実現するため、環境への負荷軽減と、持続可能な地域社会づくりに寄与する活動を、継続的に取り組みます。

子どもたちの未来のために

「いじめ見逃しゼロ県民運動」への協力

「深めよう 絆 にいがた県民会議」が実施する「いじめ見逃しゼロ県民運動」は、学校・家庭・地域社会が連携し、児童生徒の社会性を育てると同時に、「いじめ見逃しゼロ」の意識を共有し、それぞれの立場で児童生徒に関わることを目的としています。〈ろうきん〉は、「県民サポーター募集」活動をはじめ、全営業店にポスター等を掲示し、お客様へ「県民サポーター」登録の呼び掛けをするなど各種取組みに協力しています。

公益財団法人新潟県交通遺児基金への寄付

2006年から、マイカーローンご利用1件につき100円を、公益財団法人新潟県交通遺児基金等に寄付する取組みを行っています。また、マイカーローンご利用の皆様にも50円または100円のワンコイン募金をよびかけています。その結果、2021年度は、107万2,214円の寄付を行うことができました。また、この取組開始からの寄付総額は、1,107万812円となりました。

青少年スポーツ事業への支援

スポーツを通じた青少年の健全育成の一翼を担い、地域社会に貢献するため、「ろうきんカップミニサッカー フェスタU-10」を開催しました。

高校生への奨学金の給付ろうきん財団

経済的な事情によりお子様の高等学校等への就学が困難な家庭を支援することで、お子様の就学と健全な育成をはかることを目的に、2013年度から、返還義務のない給付型の奨学金の給付を行っています。2021年度募集では、新たに30名の方に奨学金を給付し、これまでに延べ270名の高校生を支援しています。

各種寄付活動

ろうきんえくぼの会

ろうきんえくぼの会は、〈ろうきん〉役職員が、地域福祉施設等への寄付・支援等を行うことを目的として2003年に設立した団体です。これまでに、あしなが育英会や公益財団法人新潟県交通遺児基金、災害地等への寄付を行ってきました。これまでの寄付総額は、1,479万5,555円となりました。

社会福祉法人「新潟いのちの電話」への寄付

新潟いのちの電話は、1984年に始められたボランティアによる電話相談活動で、行政や民間の諸機関と連携して自殺予防に関する相談活動や啓発活動を実施しています。〈ろうきん〉は、同団体に対して毎年寄付を行っています。

地域社会がつながる寄付活動

2021年度は、〈ろうきん〉本・支店が、地域で活動する各団体との関係を深めて、地域社会が抱えるさまざまな課題の解決に向けて、子ども食堂や青少年の教育・福祉を担う団体など、合計102団体に対して総額483万円分の寄付・寄贈を行いました。また、青少年の育成を担う団体への寄付活動や子どもたちの暮らしを守る活動など、さまざまな活動に取り組みました。

地域への貢献活動

地域イベントなどへの協賛

アルビレックス新潟や地域のイベントなどに協賛しているほか、各種行事などにも参加し、地域の皆様との親密な関係づくりにつとめています。

「愛のかけ橋バザー&フェスタ」への協力

愛のかけ橋バザー&フェスタは、新潟国際ボランティアセンターが実施する新潟発の国際協力活動です。〈ろうきん〉では、同イベントに対し、役職員から日用品の寄付を募り、バザー商品の提供を行っています。

セミナー等の開催

2021年度は、オンラインセミナーやWebアンケートなども活用して、働く人たちとその家族、そして地域の皆様の暮らしに役立つ各種情報をお届けしました。

●取組み状況の詳細は、各支店の取組みレポートをご確認ください。

2021にいがたワーク&ライフフォーラムin県央ろうきん財団

2021年9月、第8回目となるフォーラムを県央地域(三条市・燕市)で開催しました。NPO法人こども食堂支援センター「むすびえ」理事長であり東京大学特任教授の社会活動家・湯浅誠氏による記念講演「コロナ禍と居場所~こども食堂の取組みから~」や8団体による9つのセッション(労働問題、障がい者福祉、奨学金問題、SDGs、協同労働、フードバンク、まち歩き、NPO訪問等)を開催し、合計599名の参加がありました。

ライフプランセミナーの開催ろうきん財団

NPOや自治体関係者等との協力・協調関係を築くとともに、地域の期待に応える取組みとして地域の生活等に関わる諸問題をテーマに、佐渡、上越、小千谷、糸魚川、長岡の5カ所でライフプランセミナーを開催し、合計478名の参加がありました。

にいがた福祉リーダー塾の開催ろうきん財団

これからの勤労者福祉運動の担い手を育成するために、第8期にいがた福祉リーダー塾を2021年7月に開催しました。また、塾生同士で未来を語りあい、ネットワークを拡げたいとの要望を受け、卒業生の自主参加による「未来塾」を新潟市内で11月に開催し、19名の参加がありました。

地域社会創造を推進する団体への助成ろうきん財団

地域おこしや地域資源を活用したコミュニティビジネスの振興などを通じて地域の暮らしを支え、伝統文化を維持し、農地の管理や森林の保全を通して自然環境を守るなど、地域社会を創造する団体への助成を行っています。(地域社会創造助成事業)

【2021年度の実績】
助成団体数 9団体/助成総額 1,095万円
【本事業開始からの累計】
助成団体数 84団体/助成総額 9,301万円

地域づくりセミナーの開催ろうきん財団

地域づくりセミナーは、地域社会創造助成事業の助成団体を参加対象に、地域づくりの実践者や見識ある専門家の講演会、助成団体の成果報告、開催地域および本事業関係者・団体とのネットワークづくりを目的として毎年度開催していますが、2021年度は11月に新潟市にて、雑誌ソトコト編集長の指出一正氏を講師にお招きし、39名が参加して「ウィズコロナ時代の地域の関係人口」について学びました。

新潟県地域づくり巡回講座(にいがた旬塾2021)の開催ろうきん財団

地域づくりにおいて役立つ知識の習得と参加者相互の情報交換・ネットワークづくりを目的として、毎年度開催している新潟県地域づくり巡回講座について、2021年度は「食と農を軸とした地域づくり」と題して、青山浩子さん(新潟食料農業大学専任講師)の講演会を6月にオンラインで開催し、53名の参加がありました。

地域づくりコーディネーター養成講座の開催ろうきん財団

地域づくりの活動や事業運営に係る実践的なコーディネート技術を学ぶ機会を提供することで、効果的かつ有効な地域づくりを支援することを目的として毎年度開催している地域づくりコーディネーター養成講座について、2021年度は「対面式講座」と「オンライン講座」を組み合わせて開催し、合計20名の参加がありました。

環境のために

ろうきん森の学校

「ろうきん森の学校」は労働金庫連合会が創立50周年記念社会貢献活動として、豊かな森の再生と環境問題に取り組む人材育成をめざし、「森を育む」「人を育む」「森で遊ぶ」を活動の柱として、2005年10月に富士山、福島、広島の3地区で開校しました。2015年からは新潟・岐阜を加えた全国5カ所に拡大して各地区のNPOの活動に参加し、地域と連携した活動を行っています。全国的なろうきん森の学校の活動は「国連生物多様性の10年日本委員会」の連携事業として認定されました。新潟地区は上越市「くわどり市民の森」を拠点として活動している「NPO法人かみえちご山里ファン俱楽部」と連携し、地域とのつながりを深め、自然環境保護の活動を支援しています。また、SDGsの取組みとして、環境やパートナーシップへの理解を深めるための職員研修を現地にて開催しています。

環境への負荷に配慮した取組み

SDGsの「環境に配慮した取組み」として、地球温暖化防止に向けた省エネルギーの取組みを実施しています。具体的には、冷暖房の適正温度設定や夏季軽装、エコドライブの実践、グリーン商品の購入など、省エネ・省資源につとめ、環境負荷軽減をはかっています。また、「にいがた緑の百年物語」(緑の募金)に協賛しています。

すべての人にやさしい店舗づくり

お身体の不自由な方やご高齢の方など、すべての人に安心してご来店・ご利用いただけるよう、
次のさまざまな取組みを実施しています。

  • 職員による代筆・代読など、各種手続きをお手伝いしています。
  • 視覚に障がいがある方が窓口での振込手続きを希望された場合は、ATM利用時と同額の振込手数料でお手続きいただけます。
  • ATMにはハンドセット(受話器)による音声案内機能を導入しています。
  • 点字ブロックを全営業店に敷設し、ご来店いただきやすい環境を整えています。
  • 点字による残高通知および預金取引明細を発行しています。
  • 車椅子を全営業店に配備しています。
  • 車椅子の方もご来店いただきやすいよう、スロープや手すりなどを設置しています。
  • 車椅子のままご記入いただける筆記台を設置しています。
  • 「耳マーク表示板」を全営業店に設置し、聴覚に障がいがある方から筆談等で用件を承ります。また、ご希望により、聴覚に障がいがある方の通帳に「耳マークシール」を貼付しています。
  • 聴覚に障がいがある方や、声を出しづらい方のための電子メモパッドを全営業店に配備しています。
  • 障がいがある方の対応について、職員研修を実施しています。

また、〈ろうきん〉では、福祉金融機関としての活動を充実させるため、職員に金融以外の専門知識の習得を促進しており、全営業店に「認知症サポーター養成講座」を受講した職員(認知症サポーター)を配置しています。

※認知症サポーターとは、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の方やその家族に対して、できる範囲で手助けをする人のことであり、全国の自治体等が中心となって養成講座を実施しています。