NPO等の市民活動団体は、行政や一般企業では手の届かない福祉、環境、
子どもの育成、まちづくりなど、さまざまな分野で活動を行っています。
〈新潟ろうきん〉と〈新潟ろうきん福祉財団〉は、新潟県内で活動するNPO等を
さまざまな形で支援することで、これら団体の発展と県民の福祉向上をめざしています。
1983年に、当時の高度経済成長に伴う勤労者ニーズの多様化や、労働金庫事業の範囲を超えたサービスへの期待の高まりを受け、〈新潟ろうきん〉が創立30周年記念事業として設立した団体です。
〈新潟ろうきん福祉財団〉は、〈新潟ろうきん〉からの寄付金をもとに、広く県民の暮らしの向上と福祉の増進に役立つことを目的にさまざまな事業を展開しています。
2021年4月、これまで以上に公益的な活動に注力し、県民や勤労者の福祉向上をはかるため、一般財団法人から公益財団法人へ移行しました。
〈新潟ろうきん福祉財団〉の取組みはろうきん財団のアイコンで紹介します。
NPO等を支援し、これら団体の発展と県民の福祉向上を目的として、
2003年度からNPO等への助成を行っています。
・助成団体数 22団体
・助成総額 1,142万4千円
・助成団体数 475団体
・助成総額 2億7,588万7千円
地域社会が抱えているさまざまな課題を解決し、
安心して暮らせる地域づくりを行うNPO法人や社会福祉法人、
生活協同組合などの非営利法人の活動を支援するための資金の融資を行っています。
当金庫では、設備資金や運転資金などの幅広い資金ニーズにお応えするため、
お借り入れ方法もご要望に沿えるよう柔軟に対応しているほか、創業資金のご相談も承っています。
2023年3月末の利用状況は、39件、3億11万円となっています。
またNPO法人には、新潟NPO協会と連携した「NPO応援ローン」をご用意しており、
資金需要に適切な相談を行うとともに、手続きを簡素化するなど、利用しやすい制度としています。
さらに、NPO法人や社会福祉法人等で働く人の当金庫利用も促進することで、
法人に関わる皆様のお役に立てるよう、心掛けています。
※NPO応援ローンについて詳しくはこちらからご覧ください。
ローンをご利用中のNPO法人に対し、融資金の利子補給助成をしています。
これによりNPO法人の利息負担を軽減し、活動を支援しています。
新潟県および新潟NPO協会と協働し、NPOが「参加と協力」の力を高め社会的信頼を得るために必要な、
課題解決・価値創出の基礎的な学びを得る場として「にいがたNPOカレッジ」を2017年度から開催しています。
運営を支援する「マネジメントコース」、事業の持続性を高める「経営戦略コース」の2コースをご用意し、
2022年度はZoomを使ったウェビナー形式で開催して多くの方からご参加いただきました。
参加者より「プログラムや講師の構成が良かった」「YouTube配信があるので団体内で復習できた」など、
大変ご好評いただいています。
「にいがたソーシャルビジネス支援ネットワーク(愛称:SIP)」は、
地域社会の課題をビジネスの手法で解決しようとする社会的企業やNPO等が抱える
経営上の課題について、地域の支援機関が連携してサポートするネットワークです。
相談内容により、加盟団体に取り次ぐなど、ワンストップでのサービスを提供しています。