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2020.11.10

あんしんスマイルプロジェクト上期【地域団体との協働イベント 編】

加茂支店

1.加茂市・南蒲原郡田上町エリアの現状
 加茂支店管轄エリアのNPO団体や福祉施設等の活動は、徐々に活動の輪(つながり)が広がってきていますが、県央エリアの中ではまだまだ規模も団体数も少ない状況にあります。
 そして、NPO団体等の関係者と情報交換をしていくなかで、活動の輪が広がらない理由のひとつとして、「市民・町民に広く知られていない(認知されていない)ことが原因であり、課題である。」との話がありました。
2.加茂支店は何ができるか(持続可能な活動として)
 2019年度に店内で上記の現状を踏まえ、「NPO団体等の認知度向上に少しでも貢献するには何が出来るか」を話し合い、NPO団体等の活動内容の「情報発信」の場(サテライト)として、「店頭ロビー等を有効に活用することで、来店者に広く紹介しよう。」という方針に至りました。
 

3.2020年度の取り組み(連携)
 次のとおり地域NPO団体等と「たのしく」「継続的に」をキーワードに活動(情報発信)を行っています。
(1)店頭ロビーに「地域ボランティア団体」紹介ボードの設置(2019年度からの継続)
 各NPO団体等が作成している「会報誌」等を掲示しています(毎月更新)。
(2)店頭ロビーでの各NPO団体等の利用者の作品および収益活動のための商品展示
 年度当初は、2019年度同様にNPO団体等を利用している小学生から協力いただき「ロビー等の飾りつけ」を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止しました。あらたな周知活動をもとめNPO団体等と協議した結果、イベント等で利用者が作成した作品の展示およびNPO団体等の収益のために販売している商品を展示しています。(2カ月ごとに展示作品を入れ替えています)
(3)各団体の商品を「プラス景品」として配付
 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、各NPO団体等の活動も規模の縮小や自粛をすることとなり、運営資金に影響がでているとの報告がありました。そこで、「収益の一部になれば…」との思いから、通常景品にプラスしてNPO団体等の作品等を来店者(新規取引者)に差し上げています(NPO団体等の活動チラシ付き)。

4.ロビー展の内容
(1)6月から7月
 「NPOかも小町」の協力を得て、利用者が作成した「絵」を展示しました。
 作品の題材は「やさい」「くだもの」等一般的なものではあるものの、利用者は認知症の方が多く、「かたち」「いろ」など個性豊かな作品となっていました。
(2)8月から9月
 「NPO法人古民家巣立ち」の協力を得て、「紙風船」を展示しています。
 紙風船は、「磯野紙風船製作所」で制作・販売していますが、①後継者が不在であること、②収益の一部になるとの考えからNPO法人古民家巣立ちが後継者として事業を継承する予定です。
 なお、5月以前は2019年度からの継続で、高校の書道部および美術部、加茂市の保育園の協力を得て、各作品を展示していました。
 
5.「プラス景品」の内容(ロビー展示をあわせて)
(1)4月から5月:トイレットペーパー
 包装紙にどうぶつやおはなのイラストが描かれたトイレットペーパーを十日町市にある「NPO法人支援センターあんしん」から購入し、差し上げました。
(2)6月から7月:ストラップ
 「NPOかも小町」からイベントで開催している「クラフト」の技術を活用した、『〈幸せをよぶ「花結び」〉ストラップ』を差し上げました。
(3)8月から9月:てづくり紙風船
 「NPO法人古民家巣立ち」の紙風船を差し上げました。
 種類は、「きんぎょ」「タコ」「ペンギン」「ふぐ」「いちご」です。「きんぎょ」と「ペンギン」が人気で追加注文しました。

6.効果
 来店者には、お待ちいただいている間に「紹介ボート」や作品に興味を持って見ていただいています。作品や団体についての問い合わせを受けたり、クラフトに興味があり「NPOかも小町」が開催している「クラフト教室」に参加したいという声もありました。
 また、各NPO団体等の活動内容等を紹介すると「初めて知りました。」や「今度行ってみます。」といった声もあり、微力ながら情報発信の効果があらわれており、NPO団体等の活動の認知度向上につながっていると実感しています。
 また「NPOかも小町」からは、施設の一部をろうきんコーナーとして提供しても良いとのお言葉もあり、今後、金融相談だけでなく、金融以外の相談を専門家に取次をする場など、ろうきんのサテライトとしての活用も検討していきます。

7.障がい福祉サービス事業所「雪椿の舎」との連携
 「雪椿の舎」は、就労継続支援B型事業を行っており、障がいのある利用者の「自立」を支援しています。支援のひとつとして、「クッション」を自主作成していることから今回購入することとしました。ロビー、相談コーナー、応接室、そして職員の事務椅子の計32個購入しました。クッションの材料は、加茂市の主に靴下を製造販売している「株式会社 山忠」の半端糸で制作しています。